フィールダーのお車の左側のフェンダーの上部からルーフサイドにかけて塗装面が色飛びし所々ポツポツと浮いてしまっています。この状態になると段々と劣化が進んで行きクリヤー層がボロボロと剥がれてきます。おそらく数カ月で剥がれて来るのではないでしょうか?今回ボンネットは再補修しておりフロントドアとの色の違いも有りましたのでそこのバランスも考え作業させて頂きました。それでは早速掛かって行きたいと思います。
フロントピラーからルーフサイドにかけてクリヤー層が剥がれてきており2枚目の画像のルーフとの色の違いがお解りでしょうか?ルーフは以前塗装してありオリジナルに近い塗装の状態でルーフサイドの方が色が飛んでしまいオレンジっぽい色になっています。今回はこの色の変わっている部分も剥離し下地処理を行っていきます。
捲れてしまっている塗膜とオレンジ色に変色してしまっているカラーベースを丁寧に剥離します。今回はガラス等は外さず作業していますのでその中での出来るだけギリギリまで剥離した上で作業を進めて行きます。
塗装を剥離した面を密着の良いエポキシプライマーを塗装します。こういった塗装劣化、剥離作業の場合当店では密着の良いエポキシプライマーを使用しています。上塗り塗装を行ってしまえば解らない所ですが後々のツヤ引けや下地の形が出る等のトラブルの事を考えて作業しております。
現車にて調色作業を行います。今回隣接しているボンネットにて色を合わせフェンダー内にてグラデーション塗装を行います。2枚目の画像は1枚目の塗り板と同じ物でドア部が色飛びを起こしている為全然違う色になってしまっています。理想を言えば側面すべて塗ってしまえば良い話なのですが予算等の都合も有りボンネットできっちりと色を合わせてドアに近い部分には極力色をかけないように作業したいと思います。
塗装ブースにてマスキング作業を行い塗装を行います。先ほどにも書きましたが今回側面との色の差が大きい為出来るだけフロントドアに近い所には色をかけない様に注意しグラデーション塗装を行いました。
各部組み付け磨き作業を行い完成致しました。今回のような塗膜劣化の補習の場合工程を省いたり使用材料を間違った場合ほぼ必ず前途に挙げたようなトラブルが発生するケースが多いです。当店では適切な工程と材料を使用する事によりこういったトラブルを起こしにくくするよう日々考え作業しております。
今回の修正塗装費用¥110,000~
修理日数 7日程度
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