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ドアパンチによるフロントドアの凹みの修理事例です。

当店の業務提携させて頂いております業者様からのお仕事で駐車場に止めている時に隣の車のドアが強風によりドアが開き丁度ドアの真ん中あたりに凹み傷が出来てしまっています。見た目以上に凹みが大きくかつ複雑なプレスラインになっておりお車もまだ数カ月前に納車された新車です。今回相手の対物保険修理と言う事で交換するか板金するかお客様と協議した結果板金修理にて作業させて頂く事となりました。では早速掛かって行きたいと思います。

凹んでいるドアを板金します。

まず凹んでいるどあを板金します。先ほども書きましたがエッジのきいたプレスラインの為ライン出しが難しくかつ引きすぎると損傷の範囲が大きくなってしまうので熱の持ちにくいはんだ鈑金にて作業を慎重に行い最小限にて仕上げる事が出来ました。

鈑金した所にパテ作業を行います。

通常パテ作業を行う時1回ですべてパテ付けを行うのですが複雑なラインの為マスキング作業を行い乾燥後剥がした所を新たにパテ付けを行いました。こうする事によりクッキリハッキリしたラインが出来ます。角が出ていないとぼんやりとした仕上がりになってしまいます。見えない所のこういった所に時間をかける事により最終の仕上がりに出てくる為慎重に作業します。

パテを研磨後サフェーサーを塗装します。

先程付けたパテを研磨しサフェーサー処理します。サフェーサーの範囲もこの後の塗装の事を考え歪が出ないぎりぎり最小限に行いました。

塗装ブースにてマスキングを行い塗装を行います。

ドアを塗装時するのに邪魔になる部分を外しマスキング作業を行い塗装を行いました。通常この辺りの修理～塗装を行う場合前後のパネル（フェンダー、リヤドア）までグラデーション塗装するのが多いパターンなのですが今回お車が新しい為出来るだけ塗装範囲を狭めてドア１枚に抑えて塗装を行いました。

部品の組み付けからエラーコードのチェックを行います。

ドアの磨き作業を行い組み付けを行います。今回ドアを分解（塗装に邪魔なものを外す）するにあたり再使用不可部品が有ります。左の画像の３点なのですが本来ガラスのふちのモール替えるだけで良いのですがドア後部の縦のモールがふちのモールに被っている為外れません。ドア後部の縦のモールを外すのにサイドバイザーが被っている為を外さないといけない為この３点が交換になります。もう少し考えて作ってほしいものです(^^;
この後スキャンツールにて診断を行うと２カ所のエラーが出ていましたのでチェック後エラーコードの消込作業を行いました。今のお車はドアの板金作業だけでもエラーが出てしまいます。こういう見えない所にもキッチリと作業しています(*^^*)

完成致しました。

仕上げ作業を行い完成致しました。今回新しいお車で当てられた事案であった為出来るだけ時間をかけ作業致しました。
後やはり新車の塗装を残しておいた方が良いと考えやみくもに塗装範囲を増やすことなくドア１枚でまとめました。
小さくまとめたからと言ってプレスラインの歪や塗装ムラも画像を見て頂ければ出ていないのがわかって頂けるのでは無いでしょうか？
今回板金修理で作業させて頂きましたが場合により色々な修理方法のご提案もさせて頂きますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。

今回の修理日数　4日程度