お客様が交差点にて横断歩道を渡る歩行者の進行待ちをしている所に後部からトラックが追突しリヤゲートのガラスが割れてしまっています。幸いな事に衝突の度合いはそれほど強くなかったのでお客様にケガはなかったようです。現状ではガラスが割れている程度ですがその他にも損傷が有りそうです。今回は相手方の対物保険にて修理する事となりましたので分解しながら損傷の確認をして行きたいと思います。それでは早速掛かって行きたいと思います。
ガラスのふちに黒い塗料が付着した凹みを確認しました。トラックの追突との事ですのでどうやらこの凹みはバックミラーのアーム部の凹みだと思われます。リヤフェンダー部のこすったような傷はミラー本体による擦り傷と判断致しました。
リヤゲートのガラスは割れてしまっていますが接着剤(黒い部分)の所に割れたガラスが残っておりそれらを清掃後凹んでしまっているリヤゲートを板金していきます。今回は局所的な凹みでしたので色々な修理方法を考えましたがはんだの板金が有効だと判断し作業致しました。補足ですがはんだを使用しての板金は溶着した裏側の鉄板への影響が少なく錆が出にくい施工方法になっています。
はんだにて板金後細かなひずみをパテにて修正しサフェーサーにて処理します。DIYで作業された方はお解り頂けると思いますがサフェーサー処理を行わないとパテの細かな巣穴がそのまま出てしまい平滑な仕上がりになりません。さらに私共の使用するプロ用の材料は特にシール性が高く後々ツヤ引けやパテあとが出にくい仕様になっています。
塗装ブースにてマスキング作業を行い塗装を行います。今回バックドアのガラスが割れ飛散した細かなガラスが塗装面に傷付けパネルの上面部分に傷が入っておりましたのでその部分も塗装しております。リヤフェンダーの部分は傷がそれほど深くなかったので平滑に削り落とし塗装を行いました。今回のサンバー(ダイハツハイゼットOEM)はクリヤーコートされている為同様にクリヤーにて全体をコートします。
ガラスの取り付け内部の飛散ガラスの清掃を行いドアハンドル、ステッカーを取り付け磨き作業を行い完成致しました。今回はバックドアとリヤフェンダーの板金塗装でしたが双方とも修理で十分対応できると判断し作業致しました。当店は環境の為にも闇雲に何でも交換といった事は行いません。この後納車させて頂きました。対物保険での修理でしたがお客様のご希望によって色々な修理方法のご提案もさせて頂きますのでお気軽にお問合せ下さいませ。
今回の修理日数 4日程度
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