お客様が運転中うっかり目を離した隙に側面の壁に接触してしまいフロントバンパー部からフェンダーまで酷く凹んでしまっています。幸いにも当ててしまった壁は特に損傷も無く済んだのですが愛車は酷く壊れてしまっています。お客様は車両保険に入っておられたので今回は保険を使用し修理する事となりましたので分解しながら内部の確認を行いたいと思います。では早速掛かって行きたいと思います。
アップすぎて分かりにくいですが(^^;左がフェンダーとヘッドライトの間を撮影した所でフェンダーが押されることによりヘッドライトの取付部が割れてしまっています。因みにヘッドライトは¥100000超します。皆様最近のお車は部品が非常に高額になっていますので車両保険に入られることをお勧めいたします。右の画像は同様にフェンダーが押されたことによりフロントドアの隣接部に接触傷が入っています。こちらもしっかりなおして行きましょう!
まず損傷したフロントバンパー、右フロントフェンダー、右ヘッドライトを外して行きます。分解してみた所骨格部位とフェンダーをつないでいるブラケットと2枚目の画像のフェンダー上部のフロントピラー部にもフェンダーが干渉した傷が入っておりました。こちらも丁寧に修理していきます。
新品の部品は1枚目の画像のように黒い塗装の状態で供給されます。何度か他の事例でもご紹介しましたがこの黒の塗装はメーカーから出荷して当店のような修理業者の元まで錆びなく届ける程度の処理しかしておりません。このまま上塗り塗装をしてしまうと紫外線により後々に塗装のめくれやツヤ引けが起こる場合があります。当店では出来るだけトラブルが少なくなるように2枚目のようなサフェーサーを塗装し紫外線から鉄板のダメージを極力抑えるよう作業しています。この後と車体に取り付けて塗装する為内部塗装を行います。
内部塗装したフロントフェンダーを車体に取り付け塗装ブースにて塗装を行います。今回ドア前部の傷とフロントピラーの衝突傷も同時に塗装を行いました。今回も車体すべてをビニールでマスキングし塗装のミストがかからない様にしております。
塗装が終わりいよいよ組みつけ作業に移ります。今回保険を使用してでの修理でしたので基本新品で交換致しました。高額部品のヘッドライト、バンパー、希少なレイズのアルミホイールも交換致しました。この後スキャンツールでエラーコードのチェック、消込を行いいよいよ完成です。
最終チェックを行い完成致しました。今回お客様の車両保険を使用し修理しましたので基本新品のパーツ交換で作業致しました。先述しました通り最近のお車の部品(特にフロント廻り)の部品は高額ですぐに修理費用が何十万下手したら百万単位になる場合が増えてきております。リサイクルパーツの使用や部品を修理する方法も御座いますが部品の有る無しや修理不可の場合も御座います。こういった為に車両保険は加入する事をお勧めいたします。
今回の修理日数 10日程度
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