作業の途中になってしまっていますが180SXのお車です。今の若い方はこういうリトラクタブルヘッドランプ(ライトを点灯するとヘッドライトがパカッと出てくる)デザインのお車はあまり知らないのでは無いでしょうか?筆者もずいぶん昔乗っていた懐かしいお車です(^^; 今は車体の形状安全面で採用出来ないと聞きましたが今でもカッコいいお車だと思います。お客様は気に入っておられるようで長く乗られており今回洗車をしていた時にベロっと捲れてしまったらしく当店にご相談頂き作業させて頂く事となりました。では早速掛かって行きたいと思います。
まず塗装の削れた部分を削ってみると修理歴は無さそうで上塗り塗装からめくれた感じです。この部分を補修し塗装をするという方法も有るのですが見えないだけでここだけではなく全体的に剥離が進んでいると考えてよいと思います。先述の方法ですと後ほど同じように別の場所からめくれる可能性があります。今回は全体をめくってしまい下地処理から始めたいと思います。
ボンネットを外し剥離作業を行います。今回広範囲の剥離作業になりますので劇薬の剥離剤にて剥がしてしまいます。この薬品は触れてしまうとかぶれたり炎症を起こしたりしまうので手袋と床にも養生作業を行い作業を行いました。
剥離しましたがまだ残っている箇所が有るのでまださらに削って行きます。番手の荒いヤスリから細かな番手でならして行き2枚目の画像のように仕上げました。
鉄板まで出してしまっているので防錆処理の高いエポキシプライマーでシールします。当店では塗装剥がれの修理で鉄板まで出てしまう場合防錆の為にエポキシプライマーを使用しています。この後サフェーサー処理を行います。
塗装ブースにてカラーベースを塗装しクリヤーコートを行います。今回ボンネットヒンジと取付部にも錆が出ていましたので同時に修正塗装をおこないました。この後強制乾燥を行い車体に取り付けます。
ボンネットを車体に取り付け完成致しました。今回剥離作業を行いしっかりとした下地処理を行っていますので剥がれてくる事やツヤ引けになるようなことは有りません。色も2枚目のフロントフェンダーと比べて同じ色になっているのがお解りかと思われます。当店ではこういった塗装剥がれの作業も多数行っております。塗装剥がれの場合色々なケースが有りますのでご来店頂ければご説明させて頂きますのでお気軽にお問合せ下さいませ。
こんかいの修理費用¥110,000~
修理日数 7日~
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