ドアのエッジ部分が5㎝ほど凹んでおり端部分の塗装が剥がれています。ディーラーでお見積もりの所ドアを交換と言われたらしく当店にご相談に来ていただきました。凹み的には深いですが十分に鈑金できると判断しドアは板金修理でご提案させて頂きました。後お車が新しいと言う事で付属部品(モール、ドアハンドル)等は脱着し再使用不可部分は交換して作業させて頂くお見積もりをさせて頂きました。では早速掛かって行きたいと思います。
少し解りにくいですが上から見たら中央部あたりが凹んでいます。裏側のシーラー部までへこんでしまっている状態です。
今回はドアを開けての作業となりますのでホコリ、チリが室内に侵入しないようビニールにてマスキング処理を行います。
ドアの内部よりエッジ部分を慎重にたたき出し平滑に板金を行い細かなひずみをパテにて修正します。今回ドア裏のシーラー部をつぶさない様に慎重に作業し元の状態に復元させることが出来ました。新しいお車なので出来るだけ現状復帰を考えての方法で作業させて頂いております。
パテを付けた所を修正しサフェーサー処理します。今回ホワイトパールの塗色ですのでグラデーション塗装(色を徐々に塗り広げて行き色の差異を解りにくくする技法)が必要となりますのでリヤドアまで塗装する必要が有ります。今回は現状復帰のご依頼で作業させて頂いておりますのでその時に邪魔になるモール、ドアミラー、ドアハンドルなどを外します。ガラスのふちのモールのみ再使用が不可でしたので部品交換します。
塗装ブースにてビニールマスキングを車体全体に覆い塗装ミストが入らない様に処理します。今回あまり一般の方は解らないかもですが従来のホワイトパールクリスタルシャインではなく新色のプラチナホワイトパールマイカの塗色になっております。車体で見たらあまり解りませんがテストピースで比べてみると従来のクリスタルシャインよりかなり白くなっております。これからこの塗色がスタンダードになってくるのではないでしょうか?こちらの色も問題なく通常通りにグラデーション塗装を行い塗装を仕上げました。
部品組み付け磨き作業を行い完成致しました。冒頭にも書きましたが今回ディーラーで交換と言われたドアの凹みを板金し修正塗装で仕上げました。上からのぞいた感じでもひずみは無いと見て頂けるのではないでしょうか?因みにディーラーでドアドア交換塗装のお見積もりが概算25~26万位らしいです。当店では板金塗装で問題なく仕上げる事ができ修理料金も大幅に削減する事ができお客様にも喜んで頂きました。
今回の修理費用(部品代含む)¥110,000~
修理日数 7日程度
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