エブリィのお車の追突事故の修理です。
結構な勢いで当たったらしくリヤバンパーは押し込みリヤゲートはベコべコにへこんでいます。
当然内部にも損傷があるはずなので分解し確認していきたいと思います。
もちろん対物案件なので相手側の保険修理となりますので現状復帰の方向で直していきます。
バンパーを外してみるとバックパネルの外側も内側もクチャクチャでリヤのフロアパネルにまで損傷が及んでいました。
下から覗いてみると後部のフレームまで損傷しており骨格の修理が必要なレベルで当たっています。
車体を固定し損傷しているパネルを引き出し寸法を合わせて行きます。
今回下回りの押し込みがきつく多分追突の車が潜り込んだのではないかと思われます。
この後何度も各箇所を引っ張り寸法通りに戻しました。
この作業で重要なのは寸法通りの修正もそうなのですがこの次のパネルの交換作業で
いかに切り継ぎやすい箇所まで修正するかで仕上がりに左右されるのでしっかりと直していきます。
内部の骨格パネルは溶接で留まっているので切り継ぎやすい所でカットし溶接します。
このエブリィのお車の骨格パネルは交換しにくく残しておく部分のパネルをしっかりと
板金しないといけないので大分苦労しました(^^;
インナーパネルを溶接した後アウターパネルを溶接します。
アウターパネルはスポット溶接機で溶接します。当店は水冷の溶接機を使用しており規定値まで電気が流れたか数値で確認できる機械ですので
「溶接後剥がれてしまった」というようなことが無いよう同じ品質基準で溶接しています。
押しこまれていたフロアパネルとリヤフェンダーを板金しパテにて修正します。
フロアパネルは波波のプレスが有るのでパテの砥ぎ作業も非常に時間がかかり苦労しましたが綺麗に仕上げました(^^;
リヤフェンダーは通常通りの作業で仕上げております。
板金修理するのに剥がしていたアンダーコートを元の状態戻すために塗布します。
元に状態に近くを再現する為専用のガンにて行っています。
塗装ブースにて塗装を行います。
フロアーは事前に塗装してあり本体部と新品のリヤゲートを塗装します。
新品の部品は鉄板で錆止め程度の塗装しかしておらず紫外線に弱いのです。
そのまま塗装してしまうと後々ツヤ引けしたり塗装が捲れたりする場合が有ります。
当店ではそのような事が無いようサフェーサーを塗装後通常の塗装を行っております。
コストと手間は掛かりますがお客様第一を考えて作業しております(^^)
各部組み付け磨き作業を行い完成いたしました。
今回かなり骨格部位の損傷が大きくかつ直しにくい形状だった為時間が掛かりましたが画像の通り
バッチリ仕上げる事が出来ました。
冒頭にも書きましたが対物保険の使用ですので現状復帰という直し方ですべて新品で仕上げました。
場合によりリサイクルパーツを使用するなど色々ご提案させて頂きますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。
今回の修理日数 14日~
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